ぽっきーで夏ギロのつづきですが、これだけでも大丈夫だと思います。
続きものとして見る場合にはこのページは3番(最後)になります
ぽっきーとケロギロ←最初の話
「先輩、何してるんすか?」
会いたくない奴に出会ってしまった。きっとこいつは全てを知っているのだろう。
「クックック。隊長はともかく、日向夏美から逃げることは無ぇんじゃねえの?」
やはりクルルは知っていた。俺がケロロから「ポッキーゲーム」をされそうになったこと、そのせいで夏美から逃げたことも。
「お前には関係ない。そこを退け!」
早くこの場から去ろう。しかしクルルは俺の考えを察したのかその場から動こうとしない。
もう一度怒鳴って、それでも退かないなら張り倒してやる。そう考えていたとき…
「くっく―。ギロロ先輩、これなーんだ?」
奴が取り出したのは、見覚えのあるパッケージ。その中には茶色の棒状の菓子。
「何をする気だ!」
「ん?まだ何かするなんて言ってないぜぇ。」
ニヤリと笑う奴を見て、しまった!と、思った時にはクルルに壁へ追い詰められていた。
「期待されてるようでうれしいぜぇ。オレ様がこのゲームの楽しさをじっくり教えてやるよ。」
「ま、待て!何もしないんじゃなかったのか?!」
「まだ…って言っはずだぜぇ?クックック。」
確かに、何もしないとも言っていないわけで…。菓子をくわえたクルルの顔が近づいてきた。
「ぎゃあああああああああああ!」
必死で顔を背けたため、棒菓子が俺の頬にあたった。しかしクルルは構わずに進めてくる。
細い棒菓子が俺の頬をグリグリと抉るように刺激を与えてくる。痛い。

「ひぇんはい、はやふふあえへふははひお」(先輩、早くくわえてくださいよ。)
未だに頬にはしり続ける激痛。このままでは…。だが、頬に穴が開くよりこいつと接吻する方が嫌だ!!
「ひぇんは〜い」(センパ〜イ)
「ひぎゃああああああああああああああああ!!」
俺の悲鳴がむなしく響いた。